説明できない何か

 なんとなく「大丈夫」と思う時と、「大丈夫ではないかも」ということは、何に対してもある。患者さんの病状についても、自分のことでも・・。

 直感というのは、それまでの経験と知識に加え「説明できない何か」英語ではSomething in the waterが私達の人生の選択や決断に影響与えている。

 「説明できない何か」に人生を押され勇気づけられることもある。私は大腸がんステージⅣになった時、最初は「駄目であろう」と落ち込んだが、1年後は、自分は大丈夫ではないかと思うようになった「説明できない何か」が自分を押してくれていた。キャリー・アンダーウッドの歌を聞いて、あの頃は天国の祖父母、母、恩師、そしてダンちゃんのパワーを受けたのかと思っている。「今、私は変わる、私は強くなる、Something in the water が私にはきっとある」あれから5年以上、私は生きている・・・

藤村邦&渡辺俊之の日々

精神科医をやりながら、小説など書いている藤村邦(本名渡辺俊之)のブログです。

0コメント

  • 1000 / 1000