懐かしい時代

もう40年以上前だ。

 僕らは田舎町の友人の家に集まり煙草吸って麻雀して、高校も違う連中、工業高校も県一の優秀校の奴もいた。同じ中学だけでたむろしていた。そして高校卒業、就職していく奴、県内の大学に行った奴、そして私のように東京に出た奴・・あの頃、みんなで聞いていた歌。20年ぶりに聞いたが良い歌だと思う。

 伊勢正三の詩はとても上手い。

 4年前に私はまさに故郷(くに)に帰ってきた。高校時代の友人の息子や娘、小中の同級生が親のことなど来院すると話しは「あの頃」に戻る。

 学生時代のクラスメートが偶然に待合室で一緒になり同窓会のようになったこともある。

 高校卒業して、私は海が見たくて、海のつく大学に行ったが、湘南の海はバイクで走らねば見えなかった。大学時代は海の思い出と結びついている。

 サザンオールスターズのいとしのエリーが大学一年。

 歌というのは時代の思い出を引っ張り出してくれる。

藤村邦&渡辺俊之の日々

精神科医をやりながら、小説など書いている藤村邦(本名渡辺俊之)のブログです。

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